2-7.体躯の挙上と保持
常歩でも体躯の挙上と保持の動きがあります。そしてそれは、走りでの体躯の挙上と保持の動きと連動しています。
(→1-9.体躯の挙上と保持 )

後方回転の体躯の挙上と保持
後肢の振り出し期後期~引き戻し期前期に、後方への回転の体躯の挙上と保持が起きます。


これは走るときの後方への回転の体躯の挙上と保持に結びつきます。
歩きで後方回転の挙上と保持が強い馬は、走りでも後方回転の挙上と保持が強くなる。
そのとき挙上の方が強かったら、走りでも同じくらい挙上の方が強くなるし、保持の方が強かったら走りでも同じくらい保持の方が強くなる。
そのままなんだね。

前方回転の体躯の挙上と保持
前肢の引き戻し期後期~振り出し期前期に、前方への回転の体躯の挙上と保持が起きます。


これは走るときの前方への回転の体躯の挙上と保持に結びつきます。
これも同じだ。
歩きで前方回転の挙上と保持が強い馬は、走りでも前方回転の挙上と保持が強くなる。
そのとき挙上の方が強かったら、走りでも同じくらい挙上の方が強くなるし、保持の方が強かったら走りでも同じくらい保持の方が強くなる。

常歩での体躯の挙上と保持の分析
これは別に読まなくてもいいぞ。読んでもあまり得がない。
はい。飛ばします。
走りでの体躯の挙上と保持が、前肢・後肢の地面に加える力を強くする作用があるように、常歩での体躯の挙上と保持も、常歩での前肢・後肢の地面に加える力を強くする作用があります。
先ほどの説明は全て手前側の半身だけを考えていましたが、手前側の半身と奥側の半身の両方を考慮して、改めて体躯の挙上と保持の動きを見てみます。
手前側の体躯の後方への回転は、手前側の後肢の振り出し期後期~引き戻し期前期に起こりますが、手前側の後肢の振り出し期後期は、奥側の後肢の引き戻し期後期になっています。
そして手前側の体躯の後方への回転は、まず奥側の後肢の引き戻し期後期(スタンス期後期)の地面に加える力を強くするため作用した後、手前側の後肢の引き戻し期前期(スタンス期前期)の地面に加える力を強くするため作用します。
これを手前側の後肢目線で考えると、引き戻し期前期(スタンス期前期)は手前側の体躯の後方への回転が、引き戻し期後期(スタンス期後期)は奥側の体躯の後方への回転が作用することになります。
また、手前側の体躯の後方への回転が起こっているとき、手前側の前肢は振り出し期中期、奥側の前肢は引き戻し期中期であまり負重していない状態になっています。これは後方への回転が前肢ではなく後肢に作用するということと矛盾しません。
手前側と奥側を入れ替えても全て同じことが言えます。
手前側の体躯の前方への回転は、手前側の前肢の引き戻し期後期~振り出し期前期に起こりますが、手前側の前肢の振り出し期前期は、奥側の前肢の引き戻し期前期になっています。
そして手前側の体躯の前方への回転は、まず手前側の前肢の引き戻し期後期(スタンス期後期)の地面に加える力を強くするため作用した後、奥側の前肢の引き戻し期前期(スタンス期前期)の地面に加える力を強くするため作用します。
これを手前側の前肢目線で考えると、引き戻し期前期(スタンス期前期)は奥側側の体躯の前方への回転が、引き戻し期後期(スタンス期後期)は手前側の体躯の前方への回転が作用することになります。
また、手前側の体躯の前方への回転が起こっているとき、手前側の後肢は振り出し期中期、奥側の後肢は引き戻し期中期であまり負重していない状態になっています。これは前方への回転が後肢ではなく前肢に作用するということと矛盾しません。
手前側と奥側を入れ替えても全て同じことが言えます。