ケンタと学ぶ 相馬眼の新理論

2-6.馬場適性と押す動き・引く動き

歩くときにも押す動きと引く動きはあり、走るときの押す動きと引く動きと連動しています。

(→1-8.馬場適性と押す動き・引く動き

押す動きと引く動き

走るときの押す動き・引く動きの比率は、前躯も後躯も、スタンス期前半の押す動き・引く動き、スタンス期後半の押す動き・引く動きを合わせたトータルで決まるのでした。

さらに前躯と後躯の押す動き・引く動きを合わせて、馬の押す動き・引く動きの比率が決定されます。

歩様も同じようにトータルで見て、押す動き・引く動きのどちらがどれだけ強いかを判断します。

走るときの押す動きと引く動きの比率は、歩くときの押す動きと引く動きの比率と同じになる。

じゃあ走ってるときと同じ感じで見ればいいんだ。

そうだな。

といっても気合で見分けるんでしょ。

まあ、そうだな。

あくまでイメージですが、押す動きの比率が高い馬は地面に肢を引っかけて(摩擦を利用して)ガシガシ進むイメージ、引く動きの比率が高い馬は、地面に肢を引っかけず(あまり摩擦を利用せず)ズシズシ進むイメージです。

…ガシガシとズシズシか。

スタンス期中の負重の仕方の違い

これはあまり気にする話ではないのですが。

歩様でも押す動き・引く動きの比率の違いによって、スタンス期中の負重の仕方が違ってきます。

スタンス期中の負重の仕方は、前方向の力と上方向の力の強弱がスタンス期中に変化することだったな。

↓襲歩でのスタンス期中の負重の仕方

基本的なことは走りでも歩きでも変わらないのですが、少しだけ時期がズレるという話をしておきます。

常歩でのスタンス期中の負重はピークが2つある変わった形をしています。

そして常歩のスタンス期前期(1つ目の山)の負重が、走るときのスタンス期前半の負重になり、常歩のスタンス期後期(2つ目の山)の負重が、走るときのスタンス期後半の負重になります。

なので常歩と襲歩では、スタンス期中の負重の仕方が変わる時期が少しだけズレます。
↓常歩でのスタンス期中の負重の仕方

常歩でも少し時期がズレるが同じことだな。
押す動きの比率が高い馬は、スタンス期の中間は上方向の力が強くなって、スタンス期の最初と最後は前方向の力が強くなる。
引く動きの比率が高い馬は、スタンス期の中間は前方向の力が強くなって、スタンス期の最初と最後は上方向の力が強くなる。

地面に加える力を補正する

レースで走る馬場とパドックの地面は違います。なので、レースで走る馬場に合わせて、パドックでの地面に加える力の強さは補正しないといけません。

パドックでの地面に加える力の強さが、そのままレースでの地面に加える力の強さになるわけではないのです。

芝の重い馬場とかダートの濡れた馬場を走るときは、押す動きの比率が高い馬の地面に加える力は弱くなるように補正して、引く動きの比率が高い馬の地面に加える力は強くなるように補正しないといけない。
まあ補正って言うと難しく感じるかもしれないが、言ってることは単純に「馬場適性を考えましょう」ってことだ。

なるほどね。

この補正を無視すると結構馬券で痛い目にあいます。必ず馬場状態を確認しながら、パドックで馬の馬場適性を確認するようにしましょう。馬場適性は大切です。