ケンタと学ぶ 相馬眼の新理論

1-10.頸の動きと作用

前肢・後肢の地面に加える力を強くするシリーズ第2弾です。頸の動きとその作用を見ていきます。

頸を下げる

頸を下げる動きは後肢が地面に加える力を強くする作用があります。頸を下げる動きが強いほど、後肢が地面に加える力は強くなります。

頸を下げる動きの強さは頸を下げる筋肉のパワーによって決まります。

頸を上げる

頸を上げる動きは前肢が地面に加える力を強くする作用があります。頸を上げる動きが強いほど、前肢が地面に加える力は強くなります。

頸を上げる動きの強さは頸を上げる筋肉のパワーによって決まります。

下げる動きは後肢、上げる動きは前肢なんだね。

頸の動きの強さの見方

頸の動きの強さって何を見たらいいの?

頸の動きが強いとビュッビュッという感じで動くが、動きが弱いとむわーんという感じで動く。

すごい抽象的。

具体的な話をしていいか?(頸を下げる動きは強いほど動き出しが遅くなって動く時間帯が短くなる。頸を上げる動きは強いほど動き終わりが早くなって動く時間帯が短くなる。で、いったい何と比べて動き終わりが早い動き始めが遅いと言っているのかというと、頸を下げる動きは後肢の引き戻しの開始時点と比べていて、頸を上げる動きは前肢の引き戻しの終了時点と比べている。ただこれは肢の動きのサイクルが基準になる性質上、あくまで前躯後躯の筋肉のパワーの強さと比べた相対的な強さ(の近似)になる。絶対的な動きの強さ(の近似)は動く時間帯の短さに肢の筋肉のパワーの強さをかけ算したものだと思っていい。まあ前肢後肢の長さとかも関わってくるから以外に単純ではないんだが。)

ビュッビュッとむわーんだね。

頸の角度

頸が高いとか、頸が低いとか言われているやつだな。

なんか聞いたことあるような気がする。

よく聞くのは頸が高いとダメで低いと良いというやつだが、それは間違いで全くそんなことはない。

頸は低い位置で動くほど、後肢により力が加わるようになります。ただしその代わり前肢に加わる力は弱まります。

反対に頸が高い位置で動くほど、前肢により力が加わるようになりますが、後肢に加わる力は弱まります。

頸が低いと後肢、頸が高いと前肢、どっちが良いとかではないんだね。

頸全体として、前肢・後肢それぞれの地面に加える力をどれだけ強くできるかは、頸の動きの強さ+頸の角度で決まる。頸を下げる力が強かったとしても頸の角度が高ければ、頸全体としてより前肢の方に力を加える場合もあり得るわけだ。

なるほど。

頸は直線運動(おまけ)

うーん。(頸の動きの強さ+頸の角度か。ちょっと整理しよ。)

どうした?(もしかして、肢は「振り出すパワーは振り出し期後半~引き戻し期前半の力強さに、引き戻すパワーは引き戻し期後半~振り出し期前半の力強さに影響する」だったから、頸も「頸を下げるパワーが頸を下げる期後半~頸を上げる期前半の力強さに、頸を上げるパワーが頸を上げる期後半~頸を下げる期前半の力強さに影響する」になるんじゃないのと考えているのか? まあ頸は実際は「頸を下げるパワーが頸を下げる動きの強さに、頸を上げるパワーが頸を上げる動きの強さに影響する」と肢とは違うんだが、それにはちゃんと理由という名の言い訳があってだな。肢は回転運動で頸は直線運動という違いがあるという言い訳だ。回転運動をする肢は端まで来ても半ば自然に運動の方向が変わるが、直線運動の頸は端まで来たら筋肉の力で運動方向を変えないといけない。この違いが筋肉のパワーが影響を与える時期の違いに反映されてるというわけだ。)

まあ無理して読まなくていいからな。

はい。